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2022.10.23#院長コラム新型コロナ後遺症に対するBスポット療法(EAT)新型コロナウイルスに感染後、隔離期間が終わり、数週間経過しても、嗅覚・味覚障害、倦怠感、疲労感などの症状に悩まされる後遺症事例があります。当院では、新型コロナウイルス感染症を含むウイルス性の上気道炎を発症し、ウイルスが消失した後も倦怠感や疲労感、頭痛などの症状でお悩みの方に対して、Bスポット療法(EAT)を行っています。ウイルスの消失後も上咽頭に炎症が残存しており、上咽頭炎の影響で症状が持続している場合があるからです。◆新型コロナウイルス感染症の後遺症◆●倦怠感・疲労感●のどの違和感●咳・痰●頭痛●集中力の低下●めまい●耳鳴り●動悸・息切れ●嗅覚障害●味覚障害などの症状がある場合は一度ご相談ください。新型コロナウイルス感染症の後遺症についてはまだ不明な点が多々あり、全ての症状に上咽頭炎が関与しているとは言い切れず、Bスポット療法が必ず治癒につながるとも言えません。後遺症に対してBスポット療法が効いたという報告を最近よく耳にするようになりましたが、やってみないとわからないというのが現状です。まずはご来院いただき、各症状に合わせて検査を行い、必要に応じた処置や処方を行います。まずは一度ご相談ください。
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2022.10.22#院長コラムBスポット療法(EAT)について上咽頭とは上咽頭は鼻の一番奥、鼻とのどの境目にあたる部位です。のどちんこ(口蓋垂)の後上方に位置するため、口を開けた際には見えない部分となります。上咽頭は呼吸に伴い空気が通過するため、空気中のホコリや細菌、ウイルスが付着しやすく、炎症を起こしやすい部位ですまた、免疫機能を司る部位でもあります。上咽頭に慢性の炎症が起こると、頭痛、肩や首のこり、のどの違和感、慢性的なのどや鼻の痛み、慢性的な痰のからみ、鼻からのどに鼻水が流れる(後鼻漏)、疲労感、めまいといった様々な症状を引き起こすとされています。こういった症状があり、様々な薬物療法を行っても改善がない場合、慢性上咽頭炎が存在する可能性があります。Bスポット療法(EAT)とは鼻からファイバースコープを挿入し、上咽頭炎の有無を確認します。炎症を認めた場合に、上咽頭に消炎作用と殺菌作用をもつ塩化亜鉛という薬剤を直接塗布する治療法がBスポット療法(EAT)です。実施時間は約1分程度と長くありませんが、炎症を起こしている部分に薬剤を塗布するため、しみるような痛みを感じます。治療効果を確認しながら、まず週に1~2回、合計10回の治療を行います。最初は痛みや出血を伴いますが、治療を続けるうちに、徐々に減っていきます。その後、炎症が落ち着けば、1~2週間に1回で治療を継続することをお勧めしています。◆Bスポット療法で効果が期待できる症状・疾患◆●のどの違和感・痛み、咳、痰●後鼻漏(鼻水がのどに流れ込む感じ)●粘っこいものが鼻~ノドの間にへばりつく●耳閉感●頭痛、頭重感、肩こり、不眠、うつ●自律神経失調症●めまい、ふらつき●その他、膠原病、IgA腎症、アトピー、喘息などBスポット療法を行うことで、様々な症状・疾患に改善や効果がみられた症例があります。しかし、Bスポット療法がなぜ効果があるのかは、確固たる根拠はいまだ示されていません。そのため、各症状や疾患に応じた診療科の治療を継続していただいた上で、補助的な治療法としてBスポット療法を受けていただくことをお勧めします。Bスポット療法の注意点 上咽頭の炎症が強い方ほど、薬剤がしみて、痛みが生じます。痛みは数時間、ときには翌日まで残る場合もありますが、痛みが強いということは、薬剤が効いていることでもあります。痛いからといって治療を中断しないようにしましょう。 治療後に鼻血や血痰(鼻水や痰に少し色がつく程度)が出ることがあります。これは治療に伴う反応であり、しばらくするとおさまりますので、心配ありません。 治療によって炎症が治まってくると、治療時の痛みや出血は少しずつ減っていきます。炎症がなくなると治療時の痛みはほぼなくなります。 症状が改善する程度や改善するまでの期間には個人差があり、状態により内服薬やうがい薬、自宅での鼻洗浄などを組み合わせて行うことをおすすめいたします。 治療をしている期間中、一時的に症状が強くなったり、今までになかった頭重感や顔の腫れなどが生じることがあります。 本治療法は主に上咽頭炎に対する治療であり、前述の症状や疾患のすべてに効果があるわけではありません。また、補助的な治療法であり、ネブライザーや投薬などの現在受けている治療は継続していただく必要があります。 上咽頭はホコリや細菌、ウイルスのほかに、気候の変化や疲労、ストレスによっても炎症を起こしやすいと言われています。治療だけではなく、普段から気温の変化に気を付け、ストレスを軽減するよう生活習慣の改善を同時に行って行きましょう。
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2022.10.11#お知らせ【重要】インフルエンザ予防接種についてインフルエンザ予防接種の予約についてご予約はお電話、またはクリニック受付で行っています。お電話でご予約いただいた場合・予診票を印刷、記入の上、当日にご持参いただける場合は、事前の来院は不要です。予約日にご来院ください。・印刷が困難な方やお手元にない方は、必ず事前にご来院ください。予約券、予診票をお渡ししますので、予診票を事前に記入の上、予約日にご持参ください。クリニック受付でご予約いただいた場合・予約の際に、予約券、予診票をお渡ししますので、予診票を事前に記入の上、予約日にご持参ください。予約状況によっては、当日予約なしで接種が可能な場合もありますので、お気軽にお声かけください。インフルエンザ予防接種で来院いただく際のお願い当日ご持参いただくもの・記入済みの『インフルエンザ予防接種予診票』下記よりダウンロードし、ご自宅やコンビニなどで印刷が可能です。※事前の記入にご協力ください※・来院前の検温ご自宅で必ず検温を行っていただいた上でご来院ください。・診察券当院の診察券をお持ちの方はご持参ください。・接種費用13歳未満6000円(2回分)1回のみの接種の場合は、3300円13歳以上3500円65歳以上1500円(飯塚市・嘉麻市・桂川町在住の方)会計待ちや混雑を最小限にするため、おつりのないよう、ご協力をお願いいたします。予診票ダウンロード予診票(65歳未満の方)☜ココをクリック!予診票(65歳以上の方)☜ココをクリック!インフルエンザワクチン説明書☜ココをクリック!
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2022.10.03#お知らせ2022年度 インフルエンザ予防接種の予約開始!インフルエンザ予防接種についてのお知らせです。10月3日よりインフルエンザ予防接種の予約を開始いたしました。接種対象者:・当院の受診歴がなくても接種が可能です。・年齢制限はありません。!注意!生後6ヶ月未満のお子さんは接種できません。保護者の方やご家族、周囲の方が予防接種をすることで、お子さんをインフルエンザから守りましょう。接種回数:・生後6ヶ月以上~13歳未満☞2回接種*1回目から2~4週間あけて2回目を接種します。*1回目と2回目の同時予約をお願いいたします。*年内の2回接種完了をお勧めいたします。・13歳以上の方☞1回接種ご予約はお電話、またはクリニック受付で随時行っております。予約状況によっては、当日予約なしで接種が可能な場合もありますので、お気軽にお声かけください。なお、予約後にキャンセルされる場合や接種予約日に来院困難な場合は、必ずご連絡ください。連絡がない場合や予約日に来院されなかった場合は、自動的にキャンセルとさせていただきます。一人でも多くの患者さまに接種できるよう、ご協力の程よろしくお願いいたします。
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2022.10.01#お知らせ10月の診療時間変更のお知らせ診療時間変更のお知らせです。下記日程は就学時健診のため、午後の診療開始時間が15:30からになります。・10月5日(水)・10月13日(木)・10月19日(水)・10月26日(水)午前中の診療時間は通常通りで、変更はありません。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
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2022.04.24#院長コラム点鼻薬の種類とその注意点耳鼻咽喉科では、花粉症・アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、嗅覚障害など、様々な疾患に対し点鼻薬を処方することがあります。今回はその使用法と注意点について解説します。まず、クリニックで処方する点鼻薬には1.ステロイド点鼻薬2.抗ヒスタミン点鼻薬3.血管収縮薬の3つがあります。1.ステロイド点鼻薬当院で花粉症・アレルギー性鼻炎の方に主に処方している点鼻薬です。この薬には即効性はありませんが、1日1回の点鼻で1日しっかり効いてくれる、という特徴があります。しかも、症状を起こす鼻粘膜に直接作用するという意味では、非常に効率のいい治療手段です。ステロイドと聞くと怖いイメージを持たれている方も多いですが、内服薬と違い、点鼻薬は局所的に効果を出し、全身的には吸収されづらいという特徴があるため、使用量を守って使用すれば安全なお薬です。加えて、花粉症治療に特有な眠気もありません。この点鼻薬を鼻づまりがある時だけ使用する方が多いようですが、1回だけ使用しても、すぐに効果は発揮されません。きちんと毎日点鼻することで、数日で効果が出てくることが多いです(一般的には3-5日後)。診察の際に、ステロイド点鼻薬を以前処方されたが、「効かなかった」、「あまり使わなかった」とのお声をいただくことがあります。これは、点鼻薬と聞くと、薬局で売っているものを想像されていることが多いようで、こちらには即効性があるためだと思います(以下の抗ヒスタミン点鼻薬や血管収縮薬が該当)。一方で、ステロイド点鼻薬は即効性がありませんので、即効性を期待して点鼻をしても効果がないと感じてしまうのは仕方のないことだと思います。正しい使用法と注意点を守り、症状をしっかりと抑えていきましょう。鼻の刺激に弱く、点鼻をすること自体が苦手、液だれが嫌という方もおられますが、そのような方にも使用できるパウダータイプの点鼻薬もあります。刺激が少なく、点鼻をした手ごたえがない感じがしますが、効果は液体タイプと遜色ありません。2.抗ヒスタミン点鼻薬これはもともと内服薬としても使われている成分を点鼻薬にしたものです。ステロイド点鼻薬と違って即効性がありますが、内服薬と同様に眠気が出る場合があります。鼻づまりに対する効果は全般的に弱い傾向にあり、ステロイド点鼻薬が主流となった現在では、何らかの理由で内服薬を避ける必要がある場合に使用することがほとんどです。3.血管収縮薬これは鼻の粘膜を収縮させる作用があり、高度の鼻閉に一時的に使用するには優れている点鼻薬です。市販の点鼻薬ではこの血管収縮作用のある点鼻薬がよく売れているようです。本剤には速効性があり、鼻づまりがひどい方には有効ですが、有効時間が短いため、何度も使うことになってしまいます。その上、連用することで有効時間がさらに短くなり、使用回数がどんどん増えていくことでリバウンドを起こし、薬剤性鼻炎を起こしてしまい、逆に鼻閉が悪化します。使用する場合は、1日2回まで、期間は10日程度が目安とされています。当院では、未治療で重症なアレルギー性鼻炎、鼻づまりがひどいタイプの風邪、睡眠時無呼吸症候群でCPAP療法に影響があるほどひどい鼻づまり、手術適応と考えられる鼻閉があるが、様々な理由で手術ができない場合など、限定的な処方としています。点鼻薬の使用法と注意点は上に記した通りですが、最も重要なことは鼻づまりの原因は自分では決してわからないということです。鼻づまりに対して自己判断で市販の点鼻薬を使用していて、効果がなくなってから耳鼻咽喉科を受診したら、鼻茸(ポリープ)ができていたということや、鼻中隔彎曲症などで構造的な問題が原因だった、点鼻薬の使い過ぎで薬剤性鼻炎になっていたということがよくあります。鼻づまりの原因に応じた治療を行うことが最も重要ですので、まずは耳鼻咽喉科を受診し、ご相談いただきたいと思います。それが鼻づまりの改善への近道です。
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2022.03.06#院長コラム20分で結果がわかるアレルギー検査当院では、従来より一般的な静脈採血によるアレルギー検査(血清総IgE、非特異的IgE)を行っています。こちらの検査では結果が出るまでに1週間ほど要します。この度、指先からの簡単な血液採取により20分で結果がわかるアレルギー検査を導入しました。詳しくは以下をご覧ください。アレルギー検査とはスギ花粉やダニ、イヌやネコのフケなど、みなさんが吸い込んでしまう可能性があるアレルゲン(アレルギーを起こす物質)に反応する「IgE」という抗体が体の中にあるかどうかを調べる検査です。8項目のアレルギー検査が20分で判定可能検査の流れ指先から注射器を使用せずに血液を採取するため、小さなお子さんでも簡単に検査ができます。測定可能な8項目以下のハウスダスト系3項目、花粉系5項目の合計8項目について検査が可能です。このような方にオススメ●検査当日に結果を知りたい方●忙しくて、結果を聞くための再来院が難しい方●注射が苦手な方●就学前のお子さん●今まで一度もアレルギー検査を受けたことがない方●自分が何のアレルギーがあるか知りたい方検査費用の目安本検査は保険適用の検査です。アレルギー検査の費用は、3割負担の方で3,000円程度、1割負担の方で1,000円程度です。※その他に診察料、処方箋料などがかかります。参考:詳細はこちら:http://www.allergyinsider.com/20min予約不要で、いつでも検査可能です。ご希望の方は医師、スタッフへお気軽にご相談ください。
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2022.01.20#お知らせ【重要】木曜日の診療時間変更のお知らせ診療時間変更のお知らせです。本日、1月20日より毎週木曜日のみ、以下の通り診療時間が変更となります。変更に伴い、月・火・水・金は午前の診療9:00~13:00午後の診療15:00~19:00木・土は午前の診療9:00~13:00午後の診療15:00~17:00となります。何卒、ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
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2021.11.01#お知らせ【重要】インフルエンザ予防接種についてインフルエンザ予防接種についてお知らせです。10/30時点で、ご予約が接種可能人数の上限に達しましたので、予約を終了とさせていただきました。今後、キャンセルや未来院、再入荷などで、空き枠が出る可能性がございます。キャンセル待ちをご希望の方は、お電話、またはクリニック受付でその旨をお伝えください。今年は昨年よりもワクチンの供給量が少なくなっており、ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。
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2021.10.05#お知らせ【重要】インフルエンザ予防接種についてインフルエンザ予防接種についてお知らせです。昨年と同様に、今年もインフルエンザ予防接種を行います。実施期間は2021年10月1日~2021年12月29日までです。10月1日~10月30日までは65歳以上の方、および13歳未満の方(同伴される保護者の方を含む)を対象とさせていただきます。11月1日以降は年齢制限なく、どなたでも接種可能です。ご予約はお電話、またはクリニック受付で随時行っております(11月以降も予約可能)。コロナワクチン接種後は2週間以上あけてからの接種となりますので、ご予約の際はお間違いのないよう、ご注意ください。予約状況によっては、当日予約なしで接種が可能な場合もありますので、お気軽にお声かけください。なお、今年は昨年よりもワクチンの供給量が少なくなる見込みですので、予告なく、予約を終了させていただく場合がございますので、ご了承ください。