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アレルギー性鼻炎の日帰り手術「後鼻神経切断術」とは?耳鼻咽喉科専門医が解説【福岡県飯塚市の麻生耳鼻咽喉科クリニック】
はじめに
アレルギー性鼻炎は、
・毎年、花粉の季節はつらい…
・鼻づまりで眠れない…
・薬を飲んでも効きが弱く、点鼻薬が手放せない… など、生活の質(QOL)を大きく低下させる疾患です。
一方で、「手術」と聞くと、強い痛みや入院を連想して不安になったり、「本当に手術が必要なの?」「手術したら完全に治るの?」と疑問を抱いたりする方も多いはずです。ここでは、アレルギー性鼻炎に対する手術の種類や手術が必要になるタイミング、効果、持続期間、再発の可能性、費用等をくわしく解説していきます。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状や適応は個人差が大きいため、具体的な治療方針は実際の耳鼻咽喉科での診察・検査を踏まえてご相談ください。
アレルギー性鼻炎に手術は必要?
アレルギー性鼻炎の治療は、多くの場合、まずはお薬(内服薬・点鼻薬)や生活環境の調整・改善から始めます。つまり、手術は「最初の選択肢(ファーストチョイス)」ではありません。手術を検討する目安は、単に「症状がつらい」だけではなく、耳鼻咽喉科で治療を行っていても効果が得られず、日常生活への影響が大きい場合です。
こんな症状がある方は手術を検討
1.お薬の効果が不十分
用法用量を守って、お薬(内服薬や点鼻薬)を使用することで症状が落ち着く方も多いですが、適切な治療を行っても症状が改善しない場合があります。
・様々なお薬を試しても効果が得られない
・効果の高い(≒強い)お薬を飲んでも症状が改善しない
・点鼻薬を使用しても、鼻づまりが改善しない
・夜になると鼻づまりがひどくなり、睡眠に支障が出ている
2.(血管収縮薬を含む)点鼻薬が手放せない
市販されている点鼻薬や病院で処方される点鼻薬の一部には鼻の粘膜の血管を収縮させて、一時的に鼻の通りを改善させる血管収縮薬が含まれています。これを長期間、そして頻回に使用すると、かえって鼻づまりが悪化するに陥ることがあります。これを『薬剤性鼻炎』といいます。特に以下の場合は薬剤性鼻炎に陥っている可能性が高いと考えられます。
・点鼻薬を毎日、頻回に使用している
・点鼻薬を使用しないと眠れない
・点鼻薬の効果が持続しなくなった
3.生活の質(QOL)の低下
アレルギー性鼻炎のつらさは、症状そのものだけではなく、生活機能の低下としても現れてしまいます。
・鼻づまりの影響で集中力が持続しない
・睡眠が十分にとれず、日中の眠気が強い
・授業中や仕事中に鼻水が止まらず、頻回に鼻をかむ
・慢性的な口呼吸でのどが痛くなりやすい
・飲み薬の副作用で眠気が出る
4.副作用のため、お薬が継続できない
アレルギー性鼻炎に対し使用されるお薬(抗ヒスタミン薬)には主に以下のようは副作用があります。
・眠気・倦怠感・集中力や判断力の低下
・口の渇き
・排尿困難(前立腺肥大症の悪化)
・眼圧の上昇(緑内障の悪化)
・肝機能障害
アレルギー性鼻炎の主な手術方法
「アレルギー性鼻炎の手術」と一口に言っても、複数の手術方法があります。ここでは代表的な手術をわかりやすく解説します。
※実施している手術は医療機関により異なります。また、適応の判断も鼻内所見や検査結果により異なります。
・後鼻神経切断術※当院で実施しています
後鼻神経は鼻の奥にあり、アレルギー物質の感知や鼻水の分泌に関与する神経です。この神経の過剰な反応により鼻水・くしゃみがひどくなり、不快な症状を引き起こします。
後鼻神経切断術はこの神経を内視鏡下に切断することで、アレルギー物質への反応を減弱させ、鼻水・くしゃみ・鼻づまりといった症状を緩和させることを目的とした手術です。特にお薬(内服薬や点鼻薬)や他の治療法で効果が得られない重症のアレルギー性鼻炎の方が適応となります。
鼻づまりには鼻の中の構造(主に鼻中隔弯曲症)が影響していることが多く、実際には鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術と組み合わせて行うことがほとんどです。
当院では「選択的後鼻神経切断術」を採用しています!
内視鏡を用いた手術で、手術器具や設備が必要であり、実施できるクリニックは限られています。当院では日帰り手術で治療が可能です。
・レーザー治療(下鼻甲介焼灼術)※当院では実施していません
アレルギー反応を起こす鼻の中の粘膜(主に下鼻甲介)にレーザーを照射し、粘膜を変性させることで粘膜の腫れや過敏性を軽減させる治療です。アレルギー性鼻炎の症状の中でも特に鼻づまりに対する効果がある治療法です。
効果は約80%の方に現れるとされる一方で、持続期間は平均で1~2年(短い場合は6か月程度)で、徐々に効果が薄れていきます(効果がなくなった場合も繰り返し治療を行うことは可能)。また、鼻中隔弯曲症がある場合や鼻の中の粘膜の腫れが強い場合などでは治療ができないことがあります。
レーザー治療は「比較的受けやすい」と感じる方が多い一方で、治療効果や持続期間に個人差があることが欠点です。
後鼻神経切断術とは?
後鼻神経切断術には「神経の本幹(根本)で切断する方法」と「下鼻甲介に分布する分枝のみを切断する方法」の2つがあります。
1.神経の本幹で切断する方法
上顎洞という副鼻腔の出入り口の後方から粘膜を剥離して持ち上げると、蝶口蓋孔という穴が見つかります。後鼻神経は血管とともにこの蝶口蓋孔を走行するため、これを同定した後に切断します。この方法は、神経の根本を直接切断するため、効果が高いとされていますが、術後出血のリスクが高く、鼻の乾燥、萎縮性鼻炎、エンプティノーズなどの合併症が多く生じると言われています。
2.下鼻甲介に分布する分枝のみを「選択的」に切断する方法
この方法では、まず下鼻甲介の粘膜を切開し、その中にある骨(下鼻甲介骨)を除去します。下鼻甲介の粘膜の中には、本幹から枝分かれ下鼻甲介枝と呼ばれる後鼻神経が走行しています。この神経を粘膜の中から同定し、切断します。
1.よりも出血のリスクが少ないですが、その反面、極めて重症のアレルギー性鼻炎の方には効果が不十分な可能性があります。
そこで当院では下鼻甲介に分布する後鼻神経を選択的に切断する「選択的後鼻神経切断術」を採用し、術後合併症の軽減に努めています。
手術により期待できる効果と限界
アレルギー性鼻炎に対する手術は、一般的に「完全に治す(=アレルギー体質をゼロにする)」というより、症状を軽くして、お薬の使用を必要最小限にする・期間を短くする/生活の質を取り戻すことを主な目的としています。
つまり、目指すゴールはこうです。
・鼻づまりが改善し、集中力が持続する
・市販の点鼻薬に頼らない生活ができる
・夜間の鼻づまりがなくなり、睡眠の質が改善する
・口呼吸が減り、のどへの影響が少なくなる
・1年中持続していた症状が軽減し、仕事・学業への影響を減らす
「手術をすれば完治する=薬が完全に不要になる」とは限らない点は、最初に押さえておくと後悔しにくくなります。花粉やダニなどに対するアレルギー体質を改善させる方法としては、舌下免疫療法を検討する必要があります。
手術をすると、どの症状にどれくらい効果があるのか?
手術を行うことで、それまでは毎日点鼻薬を使用しないと眠れなかった方が、手術後には鼻づまりが改善し、薬に頼らずに眠れるようになるケースがあります。また、日中の集中力が改善し、「仕事や勉強が楽になった」と感じる方も少なくありません(※効果には個人差があります)。
以下、効果について解説します。
鼻水・くしゃみの減少
後鼻神経を切断することで、鼻の粘膜の過剰な反応が抑えられ、鼻水の量やくしゃみの回数が減少します。術後1年で症状が約70%程度改善し、適切に神経切断が行われた場合、4年後も同様の効果が維持されると言われています。
ただし、鼻の中の神経の切断をする手術であるため、「目や肌のかゆみ」といった症状は改善しません。
鼻づまりに対する効果
後鼻神経切断術に加えて、鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術を併せて行うことで、鼻の中の粘膜の腫れを軽減し、さらに鼻の中の構造も整います。それに伴い、空気の通り道が広がり、90%以上のケースで鼻づまりが改善したと報告されています。
手術前後の改善具合には個人差がありますが、つらい鼻づまりがなくなることで、鼻での呼吸が楽になり、集中力の改善や睡眠の質の向上が期待できます。こうした変化が出ると、「手術してよかった」と感じやすい傾向があります。
効果の持続
手術によりアレルギー性鼻炎の再発(再燃)を完全にゼロにするのは難しいとされています。
アレルギー性鼻炎は、アレルゲンへの反応という性質上、環境(花粉の飛散量、ダニ・ハウスダスト、生活・住環境)や体調で症状が変動します。
そのため、手術で症状が改善しても、
・花粉の飛散量が多い年
・生活・住環境が変わった年(引っ越し、ペット、寝具など)
・体調変化が大きい時期
などで症状が再燃することがあります。
また、適切に神経切断がおこなわれた場合、4年後も同様の効果が維持されると言われていますが、効果は永久ではなく、まれに神経が時間経過とともに徐々に再生し、症状が再燃する可能性があります。
当院での後鼻神経切断術について
当院は飯塚市を含む筑豊地域で唯一、耳鼻咽喉科の日帰り手術に対応している医療機関です。手術を受けられる患者さまが安心して治療を受けられるような体制を整えています。
当院の手術の特徴
『選択的後鼻神経切断術』により効果と安全性のバランスを重視
後鼻神経切断術には、
- 神経の本幹を切断する方法
- 下鼻甲介に分布する分枝のみを切断する方法
の2つがあります。
当院では、合併症のリスクを抑えながら効果を得るために「選択的後鼻神経切断術」を採用しています。
これにより、術後出血のリスク低減、鼻の乾燥や違和感(エンプティノーズなど)の予防を重視した治療が可能になります。
他の鼻づまりの原因まで同時に治療
アレルギー性鼻炎の症状は、
- 神経の過剰反応(鼻水・くしゃみ)
- 鼻の構造(鼻中隔弯曲症・下鼻甲介の肥厚)
の両方が関与していることが多くあります。
そのため当院では後鼻神経切断術を行う際に、
- 鼻中隔矯正術
- 粘膜下下鼻甲介骨切除術
を必要に応じて組み合わせて行うことで、症状の根本改善を目指しています。
👉 「鼻水だけでなく、鼻づまりもしっかり改善したい方」に適した治療です。
日帰り手術(鎮静剤+局所麻酔薬)で身体への負担を軽減
当院では、入院を必要としない日帰り手術に対応しています。
- 点滴による鎮静で、うとうとしている状態~眠った状態で手術
- 局所麻酔薬を併用し、痛みや恐怖心を最小限に
- 手術当日にご帰宅可能
👉 「手術は怖い」という方でも受けやすい体制を整えています。
経験豊富な耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門医による手術
手術の執刀は日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会専門医を持つ院長が行います。これまでの豊富な手術経験をもとに、アレルギー性鼻炎の診断から手術、および術後の処置まで一貫して対応いたします。また、手術後は院長直通の連絡先をお渡ししています。24時間対応しておりますので、手術後もご自宅で安心してお過ごしいただけます。
術後フォローを重視した安全管理
鼻の手術は「手術して終わり」ではなく、術後の経過観察が最終結果を大きく左右します。
当院では以下の3つを徹底し、安全、かつ確実な回復をサポートします。
- 術後の定期的な鼻の処置
- 出血や感染など、トラブルに対する早期対応
- 回復を早めるための適切なケア
「本当に手術が必要な方」にのみご提案
当院では、すべての方に手術をおすすめするわけではありません。お薬でコントロール可能な方、手術のメリットが少ない方には無理に手術を勧めることはありません。
👉 患者さん一人ひとりにとって最適な治療選択を重視しています。
まずは「手術が必要かどうか」からご相談ください!!
- 手術を受けるべきか迷っている
- 自分の症状に合った治療を知りたい
- 他院で手術を勧められたが不安がある
このような場合も、お気軽にご相談ください。
👉 診察のうえで、最適な治療方針をご提案します。
後鼻神経切断術(日帰り手術)の流れ
手術が決定された患者さまには、術後の生活の注意点等、より詳細な資料を用いてご説明させていただきます。本ページでは、簡易的な流れをご説明させていただきます。
※以下は、当院で実施している後鼻神経切断術、ならびに鼻中隔矯正術(内視鏡下鼻中隔手術)・粘膜下下鼻甲介骨切除術(内視鏡下鼻腔手術)を同時に行うケースについて解説します。
診察・治療方針決定・術前検査
まずはご来院いただき、診察、検査(血液検査・内視鏡・CTなど)を行い、鼻の状態を確認した上で、適切な治療法を提案します。治療として手術が最適であり、ご希望される場合には、手術日程を調整します。加えて、手術を行う上で必要な検査を行います。なお、受診当日にいきなり手術を行うことはできません。
手術前後についての説明
持病や内服薬、および事前に行った検査に問題がないことを確認します。その上で、手術の詳細について、院長より説明させていただきます。加えて、担当スタッフより術前後の注意事項や流れなどを説明させていただきます。手術に対しての不安が少しでも軽減できるよう、患者さまやご家族からの質問に納得いくまでお答えいたします。
手術当日
点滴確保、および局所麻酔を行った後、手術を開始します。術後は約30分程度の安静にしていただき、状態が安定していることを確認できれば、帰宅いただけます。なお、手術後は体内に麻酔が残るため、お車や自転車の運転はできません。お迎え、もしくはタクシーの利用をお願いします。
手術後
手術当日を含め、3日間は連日受診していただき、鼻内の観察、処置を行います。その後は週1~2回程度の通院、処置を行いながら、手術後の経過を確認させていただきます。また、お仕事や学校は4日目以降から、飲酒や喫煙、運動は1週間後から、遠方への出張やご旅行は1か月後からが目安です。
手術時間・麻酔方法や手術中の痛みは?
手術時間
後鼻神経切断術の所要時間は、片側でおよそ20-30分程度です。鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術を併せて行う場合、術前の点滴などの処置を含めると、120分前後かかります。
麻酔方法や手術中の痛み
当院では点滴で鎮静剤を投与し、うとうとしている状態~眠った状態をつくり、その間に手術を行うよう心がけています。また、触られている感じを取り除くことはできませんが、手術の際には鼻の中の粘膜にも局所麻酔薬を打ち、同時に鎮痛薬も投与しますので、手術中の痛みはほとんど感じません。
安静期間・日常生活への影響は?
安静期間
術後1週間は出血の可能性が高い時期です。そのため、激しい運動や力仕事、旅行や出張などは控えていただき、安静にお過ごしください。また、入浴やサウナなどは避け、シャワーで済ませてください。
術後2週間程度は力を入れる運動や激しいスポーツは控えてください。その後は元の生活に戻すことが可能ですが、無理はせず、体調を考慮しながら、徐々に活動量を増やすよう心がけてください。加えて、飲酒は術後出血のリスクを上昇させ、喫煙は鼻の中の粘膜の傷の治りを悪くし、回復を遅らせるため、いずれも中止することが推奨されます。
仕事・学校はいつから復帰できる?
多くの方が気にするポイントです。
手術当日を含め、まずは3-4日間の安静が必要です。体調を見ながらになりますが、それ以降は通勤や通学が可能となりますが、普段よりは活動をセーブするよう心がけてください。
手術後の合併症について
手術後は以下のような合併症に注意が必要です。定期的な通院や鼻の処置を行うことで合併症の予防や早期発見を心がけています。詳細については手術前に説明させていただきます。
術後出血
粘膜を切開したり、骨を切除するため、術後数日間は少量の出血があります。そのため、手術の際には十分に止血処置を行った上で、ガーゼやスポンジをつめた状態にします。3日目にこれらを抜去しますが、出血が持続する場合があります。大量出血は大変まれですが、もし起こった場合は止血の処置を行います。
鼻の粘膜の腫れ・かさぶたの付着
ガーゼやスポンジを抜去した後に鼻の粘膜が腫れ、一時的に鼻づまりがひどくなります。また、鼻の中の傷にかさぶたが付着するため、鼻の処置や鼻洗浄を行う必要があります。
萎縮性鼻炎
後鼻神経の切断に伴い、鼻粘膜が萎縮し、鼻の中にかさぶたが付きやすくなったり、異臭が起こる可能性があります。また、鼻の通りは改善したものの、違和感を感じてしまうこと(エンプティノーズ)もあります。
一時的な副鼻腔炎
手術の際に副鼻腔の入り口の粘膜を持ち上げたり、その近くに詰め物をしたりするため、術後に一時的な副鼻腔炎を起こす場合があります。多くの場合、投薬治療や時間の経過とともに改善しますが、症状が気になる場合は必ず医師にご相談ください。
手術の費用
当院では行っているアレルギー性鼻炎に対する手術は健康保険適用です。手術費用については以下の通りです。鼻中隔弯曲症などの鼻腔の異常を伴う場合には、別途料金が発生します。ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
手術方法と費用一覧
| 手術名 | 3割 | 1割 |
|---|---|---|
| 経鼻腔的翼突管神経切除術(後尾神経切断)(片側) | 91,380円 | 30,460円 |
| 経鼻腔的翼突管神経切除術(後尾神経切断)(両側) | 182,760円 | 60,920円 |
| 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術)片側 | 23,820円 | 7,940円 |
| 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術)両側 | 47,640円 | 15,880円 |
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※アレルギー性鼻炎の後尾神経切断手術は3割負担の方で、費用は91,380円~となります。鼻中隔弯曲症等の手術が伴う場合は費用が異なりますので診察の結果、術式と費用を確定することが可能です。(なお、手術費用は保険適用で、高額療養費制度の適用になることが多いです)
※上記は手術のみの費用です。上記に再診料・薬剤費などが加算されます。
※各種クレジットカード、キャッシュレス決済可能です。
高額療養費制度について
本記事で取り上げた手術はすべて保険適用で、さらに高額療養費制度が適用されます。これは年齢や所得に応じて自己負担額の上限が決まっており、上限を超えた額は払い戻しを受けることができる仕組みです。事前に健康保険限度額適用認定の申請を行った場合、手術当日の窓口でのお支払いが上限額までで済みますので、申請をお勧めしています。なお、マイナンバーカードを健康保険証として利用登録されている場合は、申請不要となりますので、お申し出ください。
さいごに|アレルギー性鼻炎の治療は当院へ
当院では専門医による診療と内視鏡やCTを用いた正確な診断をもとに、保存的治療から日帰り手術まで、患者さまのライフスタイルに合わせた治療法をご提案しています。
アレルギー性鼻炎の患者さま全員に手術を勧めるわけではございません。これまでの症状の経過や程度、さらに患者さまのライフスタイルやご希望などを考慮し、手術適応を判断しています。手術を希望されてご来院された場合でも、手術をお勧めしないこともあります。
- 長年、薬でコントロールできていない方
- 市販の点鼻薬がやめられない方
- 鼻づまりで睡眠や生活の質が低下している方
- 根本的な改善を希望される方
「まずは診てもらいたい」、「手術が必要なのかわからない」という段階でも構いません。筑豊地域・飯塚市でアレルギー性鼻炎にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
よくあるご質問
アレルギー性鼻炎について
Q01.慢性的なアレルギー性鼻炎と、風邪の違いは何ですか?
【回答】鼻風邪であれば数日~数週間で自然に完治する、もしくは鼻水が色付きのものに変わる(副鼻腔炎になる)という経過が特徴です。また、目のかゆみを伴う場合はアレルギー性鼻炎である可能性が高いです。これらは患者さまご自身で判断するのは非常に難しいため、放置せず早めに耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。
Q02.においがしないのはアレルギー性鼻炎のせいですか?
【回答】アレルギー性鼻炎に伴い嗅覚障害が起こる可能性がありますが、その他、風邪やCOVID-19などの感染症、副鼻腔炎、加齢、腫瘍など、嗅覚障害の原因は多岐にわたります。適切な検査・診断により原因を明らかにした上で、それぞれの病気に対して治療を行う必要があります。
Q03.花粉症・アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎は関係がありますか?
【回答】花粉症やアレルギーは副鼻腔炎(蓄膿症)の原因の一つです。花粉症やアレルギー性鼻炎が長引くと、鼻の粘膜が腫れ、空気が通りにくくなり、副鼻腔炎を引き起こすことがあります。
Q04.アレルギー性鼻炎に鼻うがいは有効ですか?
【回答】鼻うがいは、アレルギー性鼻炎の症状を緩和するための非常に有効な方法です。鼻うがいにより、鼻内に付着したアレルゲン(花粉など)を直接洗い流すことで、症状を緩和することができます。
後尾神経切断術(アレルギー性鼻炎の手術)について
Q05.子どもでも後尾神経切断術はできますか?
【回答】原則高校生以上の方を対象として手術を行っています。
Q06.手術にはどのくらいの時間がかかりますか?
【回答】同時に行う手術の有無にもよりますが、当院で行う日帰り手術の場合、約1~2時間が目安です。それ以上の手術時間が必要な場合には、全身麻酔での手術をお勧めしています。
Q07.手術中や手術後に痛みはありますか?
【回答】はじめに鼻の中に麻酔液のしみ込んだガーゼを挿入し、表面麻酔した上で局所麻酔薬を注射しますので、注射に伴う痛みはほとんどありません。手術中に痛みがある場合には、適宜局所麻酔薬を追加します。また、手術後数時間経過すると、麻酔の効果が切れ、痛みを感じられる方が多いため、鎮痛剤をお渡ししています。
Q08.手術後の通院はどれくらい必要ですか?
【回答】手術後の経過には個人差があり、通院頻度は若干異なりますが、まずは手術の日を含む3日間は続けてご来院いただく必要があります。その後は経過を見ながら、週1~2回程度の受診をお願いしています。最終的には手術から3~4か月の時点で経過に問題がなければ終診としています。
Q09.入院や全身麻酔での手術は可能ですか?
【回答】当院には入院設備はありません。また全身麻酔での手術は行っておらず、手術はすべて日帰り・局所麻酔で行っています。
文責・監修医師

麻生耳鼻咽喉科クリニック 院長 麻生丈一朗
・医学博士
・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・日本気管食道科学会専門医
福岡県飯塚市の麻生耳鼻咽喉科クリニックを継承し、小さいお子さんからご高齢の方まで、世代を問わず、幅広い年代の筑豊地域の患者様へ医療を提供。充実した検査機器による耳鼻咽喉科の一般診療に加え、日帰りでの手術加療も実施し、耳鼻咽喉科として可能な限り幅広い医療を提供している。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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午 前
9:00〜13:00
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午 後
15:00〜18:00
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〒820-0070 福岡県飯塚市堀池254-2
【オンライン受付】 午前診察 7:00~12:30/
午後診察 7:00~17:30(火・土は7:00~16:00)
【受付時間】 午前:13:00まで/午後:18:00まで
(火・土の午後は17:00まで)
【休診日】 木曜午後・日・祝日

